ゴールデンウィーク・東北への家族旅行  
2012年4月28〜29日


2012年ゴールデンウィーク。一家4人で、1泊2日の東北への家族旅行に出かけました。


マイカーでのドライブ旅行。今回の旅程は、

1日目: 千葉の自宅 〜マイカー移動〜 宮城・白石IC →  蔵王のお釜 →  山形・山寺 →  蔵王温泉 (泊)

2日目: ホテル出発 → 岩手・岩泉 →  宮城・松島 →  石巻 →  石巻IC  〜マイカー移動〜 =帰宅


というコースで巡りました。



けっこうな・・・いや、かなりの距離の移動となるドライブ旅行。ゴールデンウィーク初日に無事たどり着けるのでしょうか?

その様子をレポートします。



★ 1日目 ★


千葉の自宅を朝5時半過ぎに出発しました。

茨城県の「牛久阿見IC」まで一般道を走った後、圏央道〜常磐道〜磐越道〜東北道 のルートで宮城・白石ICへ。
常磐道〜磐越道は、渋滞もなく普通に走り続けることができました。GWに走るなら、 やっぱり常磐道だぁ〜

おかげで、予想していたよりもはるかに早い時間に宮城・白石ICまでたどり着け、一般道から 蔵王エコーラインを走りました。


途中で、「滝見台」に止まりました。

ここからは、日本の滝百選に選ばれている三階の滝と不動滝の2つの滝を見ることができるのです。( 写真は三階の滝です)

山にはまだ雪が残っていて、その風景はとても素晴らしいです。

その後、ふたたび蔵王エコーラインを走行。冬の間は雪のため閉鎖となる蔵王エコ。 2日前にようやく開通したばかりです。

道の両側には、写真のとおり、ものすごい高さの雪壁が残っています!

なかなか見ることのできない 雪壁ロードの中を通り、蔵王のお釜へと辿り着きました。
蔵王のお釜は、まだ凍ったままでした。

夏に来たら、また全く違う風景が見られるのでしょうね。

ママさんは、かつて家族でGWに蔵王に旅行に来たことがあるそうですが、その時は例年以上の積雪でお釜に来ることすらできなかったそうな。 今年は見られてよかったねえ。

…あれ、ママさんどうしたの?えっ みんながどんどん歩いて行っちゃうから、 後から追いかけて歩いていたら空気が薄いために気分が悪くなっちゃった?あらら… そうかあ、前の日に 仕事に行く途中にこけちゃったから、歩くのもいつも以上に大変だったのかもね(笑)
マメガーは、まだいっぱい残っている雪を蹴って楽しんでいました。

お釜の前を歩き終えた後は、レストハウスでおやつを食べました。

周りの景色も、雪が残った山々が見えて、すごくよかったです☆

蔵王のお釜をあとに、次に行ったのは 山形県の山寺。チビ・マメコンビは、今回が 人生初の山形県入りです。

まずは駐車場のすぐ横のお店「えんどう」で昼食を食べました。「こちらで食べていただくと、駐車料が無料になります」 とのことで、ありがたい!

昼食も、山形芋煮、田楽こんにゃく、やまでら風おやき「宝珠っ子」、たけのこご飯と、 美味しい地産品を食べられました。
食事の後は、山寺 へ。

山寺は、正しくは宝珠山立石寺といい、貞観2年(860)に慈覚大師が開いた、 天台宗のお山。正面の大きな建物は、国指定重要文化財の根元中堂です。

1015段の石段を上るのはただでさえきついのに、昨日ころんじゃったママガー…大丈夫かい? おお、頑張って歩いてるねぇ〜 拍手
山寺の階段は「一段一段踏みしめていくごとに一つずつ煩悩が消え悪縁を払うことが出来る」と云われております。

みんな頑張って歩き、何とか最上部の大仏殿まで たどり着きました。

よく頑張った!!!

途中で、平安時代に作られたという重要文化財の「三重小塔」も見ることができました。 平安時代の1519年に建立されたというのはすごい!
山寺といえば、最も景色のよいのが五大堂

チビガーが、「ああ〜 ここに来たかったのぉ」と大喜びでした。


ここから見る景色は本当にいい。

もう、ずーっとここにいてこの景色を眺めていつづけたい、と思っちゃいます。

こうしてたっぷりと山寺を歩き、 下に戻ってからお土産を買い歩いたあと、今日の宿泊地である山形蔵王温泉へと移動しました。

今回宿泊するホテルは、蔵王四季のホテル
我が家ではじゃらんnet で 予約することが多いのですが、今回、当初パパガーが別の安いホテルを予約しようとしていた時に、 ママガーが「もっといいホテルに泊まろうよ〜」と言って、今回の蔵王四季ホテルに したのでした。

部屋に入ると、オオ〜 とっても広い!

21畳もある部屋でした。
ホテルの周辺は、とても自然豊か!

ホテルのすぐ裏の森には、水芭蕉が咲き始めていました。
このホテルの最大の魅力は、 ホテルのすぐ前にかけ流しの天然温泉棟「離れ湯 百八歩」が すぐ目の前にあることです。

ホテルからカラコロ歩いて108歩で、「離れ湯 百八歩」に到着です。

露天風呂もあり、写真のように足湯もあります。


夕食は、山形の郷土の味をそろえた地産美味「春の御夕食膳」。おお〜 すごい料理!

これにはみんな大満足!チビガーは何を食べても「う〜ん、これ美味しい!」と言い続けていました。

いや〜、やっぱりこのホテルにしてよかったねえ、ママガー。
すごくいいホテルに、みんなも大喜び!

みんなで浴衣を着て、広い部屋でこんなふうに楽しみましたぁ♪♪♪


たっぷり夕食を楽しんだ後、ホテル内の売店でお土産を買っていると、あれ?パパガーの浴衣の前がダラッと 開いて、パンツも見えちゃってるよぉ〜… 「あれれ?帯がない…さっき外の温泉に行ったときに、 帯を付け忘れて戻ってきちゃったかなぁ」パパガーが急いでさっきのお風呂に戻ると、なんと、男風呂と女風呂が さっきと入れ替わっていて、さっき入った風呂に入れんばい!ありゃりゃぁ〜 もう、家族みんなで大爆笑でした。

ホテルには、外にある温泉だけでなく、当然ながら館内にもお風呂があります。みんなでホテル内の お風呂に入りました。こっちにも露天風呂があり、風呂からは森の景色を眺めることができます。

こうして素晴らしいホテルに大満足のなか、早目に眠りについたのでした。


★ 2日目 ★


朝起きてバイキングの朝食を取り、本当にいいホテルだった 蔵王四季のホテル をチェックアウトして8時に出発しました。

高速道路を走り、まず訪れたのは岩手県・平泉

世界遺産に登録された、中尊寺を訪れました。


東北は、まさしく桜が満開に。

高速道路を走っている途中でもサービスエリアをはじめあちこちできれいな満開の桜を見ることができましたが、 中尊寺の桜もきれいでした。

中尊寺の入り口には、各場所を説明してくれる音声マイクを 借りられました。ママさんも2つ借り(ちなみに有料です)、各所を説明を聞きながら歩きました。

途中には、眼の御守もありました。眼鏡を使っているチビ・マメ2人に、ママガーが買ってあげました。



中尊寺といえば「金色堂」が最大の人気スポット。

ものすごい人でしたが、金の堂は本当にすごかったです。

ただ残念なのは、その素晴らしい金堂を 写真撮影できないこと。その姿を見たい方は、こちらの中尊寺公式HPで見ることができます。
中尊寺も、松尾芭蕉が訪れた場所。

チビ・マメも、芭蕉と一緒に写真を撮りました☆


高い木がたくさん立っている中尊寺の中でも、とりわけ大きかったのが天然記念物の モミの木でした。

こうして世界遺産をゆっくりめぐり、下の街に降りて昼食を取った後、また高速道路を走り次の場所へと 移りました。
次に向かったのは、 宮城県・松島です。

観光客が多くて駐車場も満車のところが多く、車を置くのに苦労しましたが、何とか置くことができました。



松島湾を一周できる観光船に乗りました。

ちなみにこの観光船、事前に松島観光船ホームページで割引券を印刷しておけば、便利です。


船からは、港では見ることのできない数々の島を見て回ることができました。

この島々、大震災のときはどうだったんだろう、大丈夫だったのだろうか…と心配してしまいます。
船には、たくさんのカモメがついてきていました。 船の中でもカモメの餌が売られているので、餌を求めてついてくるのです。

マメガーが、みごとにカモメを撮影!おお〜すごい!
船を降り、港の横にある松島のシンボル的存在である五大堂 を訪れました。

現在の堂は、慶長九年(1604)に伊達政宗が再築したもので、 東北地方現存最古の桃山建築です。

ここでもお参りを。 マメガー「今回の旅行は、お参りしてばっかりねえ。小銭がなくなっちゃったぁ〜(笑)」 たしかに今回は、本当に東北各所の歴史ある場所を訪れたねェ。
五大堂を降り、観光船の発着場所の横にある松島観光協会で 見たのが、左の写真のとおり「津波はこの高さまで来ました。」という紙です。

身長180pのパパガーの目のあたりと、ほぼ同じ高さでした。

これにはチビガーも「ええ〜。ほんとにここまで来たの?」と驚いていました。

そう、無事に元に戻っているように見えても、東北の各地はまだまだ震災の影響が 残っているのです。
というわけで、次に訪れたのが、石巻市です。

東北へ来たからには、震災にあった実際の場所の様子を自分の目で見たかったのです。

石巻市の南浜町には、震災直後から存在している「がんばろう!石巻」の看板が飾られていました。
その周りは、震災後も変わっていない街の様子が 続いていました。

かつてはここで普通の街として多くの方が暮らしていたと思うと、心が痛みます。

海の匂いがして、津波の影響がまだ残っていることを実感します。まだまだ復興支援をずっと続けていかないと いけない、と改めて感じました。

今回の東北旅行も、旅費を東北に出すことでほんの少しでも復興に協力できれば、 という思いで来たのでした。
石巻河南ICから高速道路に乗り、福島県まで移動した後に安達太良SAで 夕食をとりました。

これで、2日間で宮城・山形・岩手・福島の各4県で食事をとり、各県に食費を出して復興のごくほんの一部に 協力したことになります。

安達太良SAに出されていたのが、「がんばります!!福島」。我々のように関東で暮らしていると 「がんばろう日本」「がんばろう東北」とよく使われますが、東北の人からすると「がんばります!!」 との表現になるんだな、と改めて感じました。

そうですね。我々も、一緒になって「がんばります!!」
今こそ見せましょう、底力を。

こうして各所を巡り、往路と同じく東北道〜磐越道〜常磐道〜圏央道のルートで家路へとつきました。

途中、渋滞は一切なく、まったく影響のないまま自宅に23時半にたどり着けました。

一泊二日の短い東北旅行でしたが、内容の濃い、充実した旅を楽しむことができました。

これからも、我々も「がんばります!!」 そして、またどこかへ家族旅行に出かけよう・・・と思うガーガー一家でした。

− 完 −   





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