北東北への家族旅行  
2006年8月26日〜28日


2006年夏。一家4人で、2泊3日の北東北旅行に出かけました。



今回の旅行は近畿日本ツーリスト で、「JRで行くアラカルトドライブ北東北」というプランを申し込みました。

このプラン、往復の新幹線+2泊分のホテル代+現地レンタカーがセットで、値段も 超リーズナブル。しかも盛岡スタート→弘前降車のレンタカーは乗り捨て料金も込みというお得ぶりです。

電車と宿泊は手配してもらい、現地はレンタカーで自由自在に動き回るという、我々の希望にぴったりのプランでした。



さて今回の旅程は、

1日目: 上野 〜(東北新幹線)〜 盛岡 → 八幡平頂上 → 十和田湖 (泊)

2日目: 十和田湖 → 奥入瀬渓流 → 丸山三内遺跡 → 弘前 (泊)

3日目: 弘前 → 白神山地トレッキング → 弘前 〜(東北新幹線)〜 上野 =帰宅


というコースで巡りました。



登山に渓流散策、トレッキングと、歩きっぱなしのハードスケジュール!

はてさて、道中の様子は、どうだったのでしょうか???



★ 1日目 ★


上野発8時02分発の東北新幹線「はやて号」に乗り込み、 さあ旅の始まり!乗った新幹線は「はやて号」でしたが、車両は「こまち号」のタイプでした。

子供と一緒にトイレに行ったママガー。前の人が出て行ったトイレのドアが閉まらないので、ガタガタっと閉めようとすると・・・
車内販売のお姉さん「あ、これはボタンを押していただくと、自動で開閉しますよ〜」
おのぼりさん丸出しの自分に、チョ〜恥ずかしい気分になって席に戻ったママガーでしたとさ☆

10時40分に盛岡に到着。レンタカーを手配し、 いよいよ東北の旅がスタートです!

約1時間かけて、八幡平の頂上へ到着。車を降りると、山の風は涼しい・・・を通り越して、少々肌寒いくらい!

頂上レストハウスで昼食を取ったあと、ゆるやかな山道を30分ほど登って八幡平の頂上へ。

頂上付近には綺麗な湖面の沼がいくつかあり、我々の眼を癒してくれました。写真はその一つ、「ガマ沼」です。


頂上からまた30分ほどかけて下に降り、「八幡平アスピーテライン」という 道を秋田県方面に走り、「大沼温泉」へ到着。

八幡平ビジターセンターの建物から少し山道を登ったところには、 写真のとおり「泥火山」が、ボワッ!!ボワッ!!と“噴火”、いや“噴泥”してました。

泥火山からの帰り道、ふと道の横の岩肌に眼をやると・・・体長2m近い巨大ヘビが、とぐろを巻いているではないか!!

「ウギャ〜〜〜」

泥火山以上に驚いたガーガー一家でした(あまりのサプライズに写真は撮れず)。

再びレンタカーに乗り込み、鹿角の「道の駅」で休憩。 ママガーが大好きという「しそ巻き大根」の漬物を買ってから、車は一路十和田湖へ。

発荷峠で車を止めると、写真のとおり、十和田湖が一望! 「十和田湖って、想像以上に大きいんだね〜(パパガー)」

発荷峠から山道を一気に降りて、 今日の宿「十和田観光ホテル 」に到着しました。


ホテルはまさしく湖畔に位置する好立地!ロビーから一歩テラスを出ると、 写真のような湖畔の風景が一望!立地の素晴らしさにママガーも感動しました〜

ロビー&テラスでは、午後4時から9時までの間はコーヒーが無料で飲めるサービスつき!十和田湖を観光するなら、 このホテル、オススメですよ☆

荷物を部屋に置いて夕暮れの湖畔を散策。ホテルからほど近い ところに、有名な「乙女の像」と「十和田神社」がありました。



夕食は、東北地方の産品が続々!

チビ・マメコンビも、いつもよりもお箸の進みが早い早い。

ママガーは、夕食を堪能する、 というよりは、「自分で夕食を作らなくていい」ことの方が嬉しい〜〜〜

食事をして、温泉にゆったりとつかったあとは、今日の八幡平登山の疲れをいやすべく、早々に眠りについたのでした。




★ 2日目 ★


居心地のよかった十和田観光ホテルを後に、2日目は奥入瀬渓流へ。

奥入瀬渓流は国道の横を沿うように、14kmにわたって続きます。

子供連れの我が家が、この14kmをどう散策するか、旅行前に最も考えに考えた部分でした。

全行程を歩くのはさすがに厳しいし、かといって、ただ車で国道から眺めるだけでは、あまりに趣がないし・・・
レンタサイクルを使って14kmを走る方法もあるのですが、 国道が狭いため、子供には少々危険だし・・・

というわけで、途中の「銚子の滝」(上の写真)には駐車場があるので、そこで車を置き、「阿修羅の流れ」(右の写真)までの “主だった見どころスポットが集中している”6kmの部分を、歩いて散策することにしました。



遊歩道は、深い木々の間から うっすらと差し込む光のなか、渓流の音だけがさらさらと流れ、俗世から離れた絶好の スポットでした。

やっぱり、車でもレンタサイクルでもなく、自分の足で歩くことにして よかった・・・

約2時間近くかけて「阿修羅の流れ」までたどり着いたあと、タイミングよく停まったタクシーを拾い、 「銚子の滝」まで戻ってから、再びレンタカーに乗り込みました。


昼食をとったあとは、八甲田山麓をすり抜けて、青森市内へと移動。

郊外にある、縄文時代の遺跡が発掘された場所で有名な「三内丸山遺跡」を訪れました。

想像以上に広い 敷地内を、団体客に入り混じってボランティアガイドの説明を聞きながら回りました。



その後、一路この日の宿泊地・弘前へ。道行く国道のガードレールやバックミラーは、りんごの形をデザインしていて、 青森らしさを感じました。赤いりんごが実るりんご畑の中を走りぬけ、弘前に着きました。
街の中心にある「弘前城」に行ったのですが、夕方の閉園15分前に到着したため天守閣への入場はあきらめ、 公園から外観をバックに記念撮影してホテルに移動しました。

この日の宿泊は、弘前城からほど近い 「ホテルニューキャッスル」。4人部屋はないため、ツイン×2部屋が用意されました。

ホテル内のレストランで夕食。方言丸出しのウエイトレスさんが、パパガーの注文した「 トロピカルソースのポーク」を「トロピカル豚で〜す!」と言って持ってきたため、 ママガーは“耳に花を飾った豚”を連想して、もう大爆笑!

部屋に戻ってテレビを つけると、24時間テレビで「アンガールズ」が100kmマラソンを奮闘中!我々も歩きっぱなしの今回の旅行だけに、2人の気持ちが よ〜く分かるよぉ! zzz・・・



★ 3日目 ★


最終日は、世界遺産で有名な「白神山地」のトレッキングに挑戦!

弘前郊外のりんご畑が悠然と広がる風景を楽しみながら、白神山地のふもと「アクアグリーンビレッジANMON」へ到着。

一般の観光客が白神山地の世界遺産地内に唯一足を運べるという「暗門の滝」を目指して、トレッキングのスタートです。

悪路難路を疲労感と戦いながら歩いていくと、 3つある「暗門の滝」の第3の滝まで近づいたころに、突然の雨に降られました。

これ以上 急な崖道を、滑りやすい雨の中で歩くのはチビ・マメにはさすがに無理と、やむなく「第1・第2の滝」は断念し、 元来た道を戻ることにしました。

しかし、復路を歩き始めてしばらくたつと、再び雨が あがりました・・・


そこで、帰り道は、別ルートの行路「ブナ林散策道」を 歩くことにしました。

ところが、この道がまた、急な上り坂が続く!みんなでゼーゼー言いながら登っていきました。

それでも、白神山地といえば「ブナ林」というくらい、このブナ林が貴重な存在ですので、超疲れる道では ありますが、歩けてよかったと思います。

「ブナ林散策道」の途中には、道の横の斜面に巨大カエルも悠然とたたずんでいました。 八幡平でのヘビに続いて、またも驚きのガーガー一家でした♪



こうして、歩き・歩きの強行旅程をすべて終え、 弘前駅前でレンタカーを乗り捨て、帰路へと向かったのでした。
弘前は、さすがりんごの名産地。駅前にりんごを乗せたポストが、 弘前駅のプラットホームには、「食べておいしい津軽のりんご 世界一」 と描かれた巨大りんごがありました!

・・・とはいえ、この旅行中、一度もりんごは口にしなかったわけですが。

弘前から八戸までは、在来線の特急つがる(左写真)に乗車。車内では、弘前駅の土産店で買った青い花のスウィートポテトの美味しい味を 楽しみました。「車内で食べる」と伝えると、食べやすいようにお店の方が切ってくれていたので、食べやすかったです。




八戸からの帰りの新幹線は、駅弁の夕食と4人でのトランプ&あや取りを楽しんでいるうちに、あっという間に上野へと到着しました。

ハードだったけど楽しかった3日間。来年もまた、家族で旅行に(今度はもう少しまったりと)出掛けたいです。

− 完 −   





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